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電子工作プロジェクトで用いている工具について紹介します。
高倍率ルーペは使い勝手が良いのですが、高倍率では確認できる範囲が限られ、
光源や焦点距離の問題で隅々まで確認できないことがしばしばありました。
最近はデジタル顕微鏡としてHDMI出力でモニターに映せるタイプも廉価にあるようです。
中国 AliExpress をみると産業用デジタル顕微鏡というものがゴロゴロしています。
ただ激安でも品質はピンキリと思われるし、レンズ・カメラの一式セット品も怪しいモノばかり、海の物とも山の物ともつかず手が中々出ませんでした。
安いセット品を買って勘所得てからアップグレードというのは遠回りと思われたので、優先度をつけて用意することとしました。
カメラは4K解像度のもの、メーカーで選びましたが全く問題無かったです。
Cマウントレンズは130倍~180倍で探しましたが、黒いヤツはズームすると焦点距離も変わってしまい作業に向かないものでした。
青いヤツはそれより多少高価なだけあって及第点は超えているレンズでした。
光学系商品は技術力が要る分野だと思っていますが、アリエクだと製造メーカーがサッパリ分からず博打にならざるを得ません。
あとアリエクは同じ商品を複数店舗で扱っているので若干の価格差なら口コミ評価が多い店から買う位の対策は要るかも。
暫定設置のデジタル顕微鏡です。
一般カメラ用三脚にZ型雲台を取り付け(1/4インチネジ)、Z型雲台に産業用カメラを取り付け(1/4インチネジ)、
カメラにC-mountレンズを装着、レンズにはLEDリングライトを3点ネジ止めします。
三脚バランスとるため水を重りにしています。
得られる明るい高倍率映像は素晴らしいですね。USBメモリに画像を残すこともできます。
TSSOP 0.65mmピッチもクッキリ。
課題は複数残っていまして、やはり固定が十分ではなく振動に弱いです。キッチリ固定できるものを検討したいですね。
あとLEDライトが基板で反射して少し見難いところがあり、偏光フィルムでなんとかしたいところです。
偏光付きLEDリングライトだとレンズ径に合う奴が見つからなかったのですよね。
なおPC接続も認識したもののWindows OS汎用UVCカメラモードで高解像度利用が出来ておらず保留中。
自分の電子工作では小さいモジュール部品を多数作成することもあり、単体テスト用にテスト基板が欲しくなります。
今まではブレッドボードで作業していましたがそれすら面倒になってきました。
ちゃんと測定するなら激安プリント基板を設計したほうがノイズ耐性も上がり、計測精度も向上して良いと思います。
ネットワークアナライザにて周波数特性や歪率を計測したいと長年思っていたのですが、
デジレント社 Analog Discovery という教育用途の機器があることが分かりました。
現行品AD3は2025年の円安もあり高額だったので新古品AD2を輸入。
なおAD2(3)は14bitではあるものの小さい入力信号計測に弱かったり値段なりなところもありますが、
なんといっても FRAplus という
フリーソフトの使い勝手が良すぎてこのためだけに買ってもいいくらいだと思いました。
AD2(AD3)は絶対評価には厳しい部分もありますが、自前の電子工作の相対評価には十分使えそうな手ごたえがあります。
モジュール計測用基板(テスト基板)に接続すると容易に計測が可能となりました。画期的でした。
FRAplusにて計測した信号はグラフ重ねてプロットすることができます。
細かいところまで手が届く作り込まれたソフトでビックリします。
グラフは周波数特性で、緑が旧モジュール基板(HBC)、青が現モジュール基板(HDB v1)、赤が改良モジュール基板(HBD v2)ですが、
縦軸拡大すると差異が良く分かります。スゴイ。
計測用基板ですが、プリント基板は10x10cm以内だと廉価に作れるので、折角なら複数モジュール対応とします。
ピンソケット30P(2×15) が干渉しないように配置することで5用途に対応させました。
プリント基板のガーバーデータなどの製造資料については公開を予定しています。